唯、美しく。「ザ・ビューティフル展」

ahiru

2014年04月18日 11:29

「アンディ・ウォーホル展に行きたいヽ(`Д´)ノ.」という記事を書いてから4日。
東京近辺にいる友人を無事に釣り上げ、4月の最終週に行くことにしました。
せっかくはした金を使って、東京様までいくのだから、もう一つ企画展がみたいと思って、主要の美術館の展示会を探してみました。


「ザ・ビューティフル展」
三菱一号館美術館で開催されている「ザ・ビューティフル展」。


以下解説。
19世紀後半、イギリスでは前衛芸術家を中心に、唯美主義という「新たな美」が大衆に広がって発展していったそうです。
古い慣習や堅苦しい約束事から解き放たれて「新たな美」を見出したい、という強い欲求が、若手芸術家のあいだで湧き起こったのがきっかけなのだとか。
この唯美主義は、日用品のデザインの改良運動と一体化して、一般家庭の室内にデザインを浸透させるきっかけにもなりました。



美術の知識が浅いため、唯美主義という言葉自体、初めて知りました。
唯美主義とは言葉の通り唯、美しいことを優先する考え方。
言葉よりも私が気になったのはこの流れが起こった経緯です。



私の仕事に置き換えると、鼻で笑われそうですが、WEBデザインも約束事、古い習慣はたくさんあります。
問合せボタンはここ、電話番号はここと、決められた約束事の上でデザインをしています。

でもそれってどうなのでしょうか。
いつまでも過去の約束事にとらわれてデザインしているから時流に合ったデザインができないのではないでしょうか。
もちろん人間工学的に考えて普遍的な、守られるべき約束事はあるのでしょうけど、
WEBデザイナーとしてこれからも仕事をするなら、今ある常識を疑う力がほしいです。



ザ・ビューティフル 英国の唯美主義 1860-1900展
三菱一号館美術館
2014年1月30日(木)~5月6日(火・祝)
〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-6-2

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