ジョルジュ・スーラ[サーカスのパレード]
突然始まる名画の話。
突然ですが、気になった名画について掘り下げていこうと思います。
一作品目は
メトロポリタン美術館に所蔵されているジョルジュ・スーラ作、「サーカスのパレード」
ジョルジュ・スーラはフランスの画家です。新印象派の創始者とも言われており、点描という新たな表現を確立した画家として有名みたいです。
「サーカスのパレード」は1887年当時にパリで流行していたサーカス団がパレードを行う様子を描いたもの。
この作品にも点描表現が用いられています。
日本語訳では「サーカスのパレード」、「サーカスの客寄せ」と言われます。
サーカス団が、客寄せのためにパリの街角で演奏をしているところが描かれています。
これ、生で作品を見たら全てが点で細かく描かれていて、思わずじっくり見てしまいました。
幻想的であり、少し仄暗い雰囲気をかんじます。
この作品とは別に、スーラは「サーカス」という作品も残しています。
こちらは未完の作品ですが、黄色と赤を中心に構成された華やかな絵となっています。
「Circus」と「Circus sideshow」。対比して描いたのかと思うほど、明暗の別れた描かれ方をされています。
関連記事