「はままっくすデザイン会議2014」に参加してきました。その1

ahiru

2014年03月17日 21:39

昨日は「はままっくすデザイン会議2014」に参加してきました。



はままっくすデザイン会議とは、デザイナーやクリエイターがその創造的活動によって、浜松の価値を最大化(マックス)していくことを意味する『はままっくす』を合言葉に、個々のクリエイターが『つながる』ことを通じて生み出される新たな可能性をテーマに開催される会議です。
昨年から行われているこの会議は今回が二回目の開催となります。
わたしも一回目に続き参加してきました。


第二回目の内容はこちら↓



第1部:クリエイターズ・トーク
クリエイティブクラスター創生の試み 「顔の見える関係」をつくる
講師:クリエイティブネットワークセンター大阪 メビック扇町所長 堂野智史氏

第2部:Creative Milieu @ はままっくす
昨年9月から3か月間にわたって、浜松駅北口バスターミナル地下で行われていた「くり☆みりゅ」が復活。
今、浜松で起こっているクリエイターによる試みをゲストを交えて紹介。

第3部:クリエイターズ・クロストーク
クリエイターが「つながる」ということ
登壇者:UMA/design farm 代表 原田祐馬
クリエイティブネットワークセンター大阪 メビック扇町所長 堂野智史 他





場所は昨年と同じ、鴨江別館です。


昨年と比べると、午前から午後の開催になったり、ワークショップがなくなったりと、若干規模が小さくなった感がありますが、
その分、この会議の「つながる」というテーマに合致した内容になっていました。


第一部でお話して下さった堂野さんは、メビック扇町という施設で所長をされています。
この「メビック扇町」という施設は、公益財団法人大阪市都市型産業振興センターが運営するクリエイター支援施設です。
堂野さんはクリエイターではなく、クリエイターと、クリエイターに仕事を頼みたい企業を繋ぐ「コーディネーター」と呼ばれる仕事をされています。
また、定期的にイベントやセミナーを開催して、クリエイター同士を繋ぐ活動もしています。

メビック扇町では、ビジネスの基本は人と人との関係であることを重視し、考え方や価値観を共有した上で協働できるような出会いのきっかけを作ることを意識しているのだそうです。
多少ニーズとシーズがずれていても、相性が良ければ、長期的に良好な関係が築けるのです。


「顔の見える関係」を築くために、こんな活動をしているそうです。


1.コーディネーターによる事務所訪問
クリエイターや企業の事務所を訪問し、仕事の内容やこだわり等について意見交換を行う。

2.クリエイティブクラスターミーティング
クリエイター同士、クリエイターと異分野の人々による少人数のミーティングを開催し、互いにコミュニケーションを深める。

3.クリエイティブビジネスフォーラム
デザイン、WEB、映像、IT、デジタルコンテンツなどをテーマに、シンポジウムやフォーラムを開催。

4.コラボレーションイベント
クリエイターに会いたい企業、企業に会いたいクリエイターが集まるイベント。プレゼンテーション大会や商談会などを実施。

5.プロデューサー育成
制作者としてだけでなく、新規事業を生み出すプロデュース能力の向上を目指したセミナーやワークショップを行う。



ここまで支援してくれる機関があることに驚きました。さすが大都市。
現在メビック扇町に登録しているデザイン会社は852社、施設の交流スペースも3月はすべて埋まっていました。
大阪のクリエイターの人たちにもかなり浸透してそうですね。

私は、「2.クリエイティブクラスターミーティング」がすごく魅力的にかんじました。



はままっくすデザイン会議は全部で3回あり、最終的には、浜松のクリエイターが食べていくためには、どうすれば良いのかというのが最大のテーマなのだそうです。
メディック扇町は大阪だからこそ、成功しているのかもしれません。
浜松には浜松に合った公的機関の支援方法があると思います。
それでも浜松にあったらとても魅力的な施設だなと思いました。


第2部へ続く。

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